2010日本ホンダグランプリ総合優勝!!

2010とちぎ熱気球インターナショナルチャンピオンシップ

11月19日(金曜日)~23日(火曜日)の5日間、栃木県宇都宮市、芳賀町、茂木町を中心とした広大なエリアで、2010熱気球ホンダグランプリ最終戦「2010とちぎ熱気球インターナショナルチャンピオンシップ」が開催されました。今大会には、現世界チャンピオンのジョニー・ペトレン選手や、アメリカチャンピオンのニック・ドナー選手を始め、注目の海外選手も多数参加し、ハイレベルなフライトが行われました。 参加機数は29機です。

11月19日 初日


ツインリンクからの一斉離陸
ツインリンクからの一斉離陸

#1HWZ #2PDG #3FON #4FON

 

穏やかな天候に恵まれた初日のタスクは4つ。茂木の谷沿いの南北にターゲットが展開されました。今回#1と#2だけはエニーオーダーで、どちらを先にやっても構いません。BUMは一番南側のターゲットを選択し、その手前で先に#2のPDGをこなしました。#2,3,4と900点台をマークし好スタート。しかしこの日は1000点を3つも取ったニック選手が活躍。さらに合計点ではそれを上回った栃木県の児玉選手が首位に立ちました。

リアル地球気球
リアル地球気球

#5JDG #6JDG

 

午後は芳賀町の会場を使っての一斉離陸です。非常に変わりやすい風と、パイバルデータと違う風がパイロット達を翻弄させました。しかしここでも安定した強さを見せた児玉選手がトップに!初日から熱い戦いが繰り広げられました。

11月20日 2日目


FINへのアプローチ
FINへのアプローチ

#7FIN #8JDG #9FON #10FON

 

ツインリンクから南東へ10kmの谷間にFINのターゲットが設定されるという、今までにないパターンのタスク設定で競技が行われました。多くのチームが上空の風を使う中、BUMだけが谷風を利用しFINに一番乗りでアプローチ。先頭を切る形のフライトになりましたが、最後のFONは40cmにマーカーを投下し、二つのタスクトップを獲得しました。

アメリカ勢のアプローチ
アメリカ勢のアプローチ

#11PDG #12FIN

 

この日の午後の風は高層までほとんど風がなく、時間内にいかに寄せきれるかの勝負になりました。 また、FINはこの大会特有のダブルターゲット。二つのターゲットが展開され、パイロットは各々が選んだターゲットに向かって飛行していきます。#11と#12がエニーオーダーだったため、各チームそれぞれの作戦が練られ、戦略的なフライトとなりました。

11月21日 3日目


道路上での計測
道路上での計測

#13FIN #14PDG #15JDG #16FON #17JDG

 

今大会で最も壮大なタスク設定がこのフライトだったと思われます。芳賀の平野部にFINと最初のJDGが設定され、各チームはその前後にPDGとFONをこなしていきました。最後のJDGは約10kmも離れた場所にある宇都宮の会場で、そこに行くためには、予報で吹いてくると言われる風を使うしかありません。しかし、3時間に及ぶフライトの末、多くのチームが上空1000mから会場へのアプローチを見せ、見に来ていたお客様からはその度に歓声が上がりました。BUMはこのフライトのPDGで1000点を獲得しました。

ヘア機の離陸
ヘア機の離陸

#18HNH #19FON

 

Asimo気球を追ってのHNHが行われました。先頭で離陸したAsimo号は地上の風で北東方向へ。しかしその風がなくなってしまい、なかなか寄せる事ができません。PZ(飛行禁止エリア)も近く、難しいフライトとなりました。

11月22日 4日目


この日で最終フライト
この日で最終フライト

#20FIN #21PDG #22JDG #23FON

 

この日は南風が吹き、芳賀町の西方向でのFINが設定されました。BUMは離陸地を決めると一番に離陸し、FINにオンターゲット。PDGは300mですが1000点獲得、JDGは大きく外してしまいますが、最後のFONを40cmに落として1000点を獲得しました。JDGに行く風がなくなってしまったので、この日は早飛びが功を成したようです。この日が終わって、児玉選手が1位、2位に藤田で、3位に水上選手が付け、地元栃木在住の選手がTOPを占めました。

午後のフライトは雨のためキャンセルです。

11月23日 最終日


最終日は生憎の雨でフライトはキャンセルになりました。

日本GP表彰式
日本GP表彰式

表彰式

 

とちぎ大会

7フライト23タスクにも及ぶ長期戦を制したのは、地元栃木県在住の児玉選手!

パイロット歴25年のベテランが頂点に立ちました。

 

日本ホンダグランプリ

全戦好成績を収めたBUMバルーンチームが2位と大差を付けての総合優勝!

藤田が念願のV2を達成しました。

 

 

                                                                                                     Photo thanks @Miyata @Rie

最終結果


2010 Tochigi HAB International Championship

順位 名前  出身 得点 
1 17 Y. KODAMA JPN 18956
2 12 Y. FUJITA JPN 17819
3 1 T. MIZUKAMI JPN 17088
4 8 J. PETREHN USA 16367
5 9 N. DONNER USA 16272
6 19 T. SUE JPN 15787
7 14 H. MIYATA JPN 15693
8 21 Y. UEDA JPN 15657
9 4 M. HOWARD UK 15550
10 20 M. KAWAGUCHI JPN 14080

2010 HAB Honda GP

順位 前回順位 チーム名  今回得点  総合得点
1 1

B.U.M. BT

137 379
2 2 Hustle BT 142 345
3 6 team Kotobuki 135 312
4 3 team LAPUTA 99 301
5 4 HONDA HAB RT 99 283
6 8 Blue Wind BT 110 280