ウルトラマジックの冒険フライトイベント「ULTRAMAGIC BALLOON EXPERIENCE 2016」に参加してきました。
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ULTRAMAGIC Flight EXperience 2016
YouTube 動画はこちらからご覧ください。
ウルトラマジックのルーツともいえるアフリカでの冒険フライトが、数年に1度計画されています。今回の舞台はマダガスカルです。世界各国から選ばれたパイロットたちが参加し、未開の地でのフライトを成功させてきました。1グループ約40名、13機の気球が用意され、前後2グループに分かれてツアーが敢行されました。
先発の第一グループには、世界ランク上位のステファン・ゼベリ(スイス)、ウーベ・シュナイダー(ドイツ)、デビッド・ベアフォード(イギリス)など錚々たるメンツが揃う中、アジアから唯一参加しました。
日程は4月19日から10日間で、陸路を移動しながら3か所のフライトポイントでフライトをしていきます。
アンツィラベ
首都アンタナナリボに集合し、3台のミニバスに乗り込んで、マダガスカル第3の都市アンツィラベへ移動すること約4時間。途中休憩のランチではアヒル肉のステーキやフォアグラなど、かつてフランス領だったこともあり、美味しい食事が振舞われました。
無事にホテルに到着し、夕方には明日のフライトの準備をします。1チーム1台のピックアップトラックと現地ドライバーが割り振られ、倉庫にまとめてある機材を割り振ります。なかなか大変な作業。
明日に備え、ミーティングをして就寝。
マダガスカル初フライト
4月21日
アンツィラベ郊外の湖のほとりから一斉離陸。穏やかな天気で、絶好のフライト日和でした。
離陸地には各省の大臣も来ておられ、テレビ中継も入っていました。
湖の上をゆっくりと横切り、田園地帯へ進みます。手作りの段々畑は上空から見ると、パッチをしたようで、とてもかわいらしい風景でした。
約1時間半のフライトで、刈り取り後の田んぼに着陸します。
記念すべき第一回目のフライトは大成功でした。
ムルンダバ
アンツィラベでのフライトを終えホテルに戻り、食事をとってから、次の目的地ムルンダバを目指す。3台のミニバスと12機分のピックアップトラック、充填用のブタンタンクを積んだトラック、その他機材を積み込んだ巨大なメイントラックという編成です。
舗装された道ではありますが、穴がぼこぼこ空いていてスピードは出せない箇所も。11時間の長距離移動となりました。深夜にホテルに到着後、食事とミーティングをし、明日のフライトに備えます。
バオバブ街道として有名なエリアからの離陸。
太い幹に背の高い独特のシルエットが美しいバオバブが立ち並びます。
朝日に照らされる様子、霧のなかにたたずむ様子、水面に映る様子…
気球とのショットも最高でした。
海岸沿いのオープンエリアを目指して飛行していきます。
着陸地には、近隣の村から歩いて気球を追ってきた原住民たちが、どこからともなく次々と現れてきます。
草原の中や、アクセスのない海岸などで着陸した気球は、彼らに運び出すのを手伝ってもらいました。
ツィンギー
ムルンダバから北へ300km。ひたすら悪路をドライブすること10時間。
ツィンギー観光の拠点となる小さな町ベコパカに到着しました。
岩肌が不思議な形をしたツィンギーの上をフライトする計画でしたが、我々第一グループは風向きに恵まれず、
町の周辺を飛行するにとどまりました。密林に囲まれ、アクセスできる道路のないエリアでのフライトはチャレンジングでしたが、ほとんどの気球が離陸地のサッカーフィールドに戻って無事にフライトを完結させました。
残念ながらツィンギーでのフライトはできませんでしたが、ハイキングで訪れ、その不思議な光景に自然の力の面白さを感じました。
そして後日、第二グループが上空飛行に成功。まさに絶景です。
ウルトラマジックのアフリカフライト企画は次のステージへ進行中とのこと。
またおもしろいフライトができるのが楽しみです!
次回の企画もチェックして頂けたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。