今年はグランプリ戦から外れて、佐賀市長杯と並行して実施されることになった熱気球日本選手権。
6月3日から5日までの3日間での開催でしたが、佐久大会に続き天候には恵まれず、2フライト3タスクのみが行われました。
#1JDG #2JDG
初日の朝のみ、フライト日和となりました。2タスクのみが実施されました。
一斉離陸で40機の気球がターゲットを目指します。
#1、アプローチの直前で地上の風が変わりだします。
修正して寄せようとしましたが、裏目に出ます。
中間層の風で上から突っ込んでいけば良かったのですが、地上風に合わせたい欲に迷いが生じたのでしょうか。
ああ、残念で仕方ありません。
#2、気持ちを切り替えて次のターゲットへ。
今度は地上風にばっちり合わせてオンターゲット!
しかも!!マーカースローも成功し0.00センチが出ました。
国内大会では初!自身2度目の0.00センチの動画はこちらからどうぞ↓↓
#3HWZ
サーマルが残る中、メイン会場にて待機。競技委員長の判断を待ちます。
最終的にグリーンフラッグが上がり競技が実施されましたが…
個人的にはとても微妙な心境でした。
離陸時、ターゲットに向かう風は、サーマルが発生している地上付近の風だけでした。
実際離陸するとその風は変わってしまい、採点エリアまで近づくことができません。
サーマル風は方向が定まらないうえ、上昇下降気流が生まれ、熱気球の平行飛行を妨げられます。
風速が弱まっていればフライトすること自体は可能かと思います。
しかし、競技で飛ぶ場合には、風向きが定まらないということは、よりギャンブル制が強くなります。
日本選手権が成立する条件「2フライト3タスク」を意識しての少し強引なGOサインのように感じました。
Photo Thanks @ Taguchi-san, Mana
2フライトの結果、今年の日本チャンプは片平選手に決まりました。
5連覇のかかった藤田は14位に散りました。
やずや気球イベント
2日目以降雨ですべてのフライトがキャンセルとなってしまった今年の日本選手権。
競技終了の翌日、福岡市の玉水幼稚園にて。園児たちに熱気球を体験してもらうボランティアイベントを開催しました。
風も穏やかで、イベントは大成功。こどもたちのはしゃぐ姿と笑顔に癒されます。
こどもたちにワクワクとドキドキを感じてもらいたい!というコンセプトで実施させて頂いた本イベントですが、こどもたちが何かを感じ取ってくれるきっかけになってくれたら嬉しいです。
10数年後に、ここから熱気球パイロットが出てきたら最高ですね!
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