アメリカで今最も熱く競技が開催されるイベントが、グレートテキサスバルーンレースだ。
世界チャンピオン5名、アメリカナショナルチャンプ7名が参加し、総参加機数は47機。
日中の気温は38度にもなる灼熱の地テキサス州ロングビューで、熱く熱くバルーンレースは繰り広
げられた。
☆使用機材
■球皮 MV65 FDS装備 ■バーナー パワープラスシングル ■バスケット c2
7月22日
#1FIN #2HWZ
初日のみ、街を中心にフライトする。
100メートル上空では30キロ以上の早い風が吹いているが、地上付近は背の高い木も手伝ってインフレは穏やか。
1つ目はグラビティ。この大会のグラビティは昔のままで、手を出してOK。下風に合わせられず少し振られてしまう…
2個目は寄せる角度浅く、下風で粘るグループと1000mまで上がるグループとに分かれましたが、中間の早い風と、変わりやすい下風に多くのパイロットが苦戦します。
何とかエリア内に投下してポイントを稼ぐ。
夜はグロー!
21時からスタートするも、ものすごく暑い。お客様がそのまま入ってきて写真を撮ったり、バルーンカードを渡したり、体感型で楽しむことが出来るのは、日本国内のグローとは一味違う。
バルーンカードは、大会側から各選手に各々の機体の写真と名前、出身地が記され、1000枚ずつ配布される。あっという間に完売だ。
素早く撤収したかったが、チーフクルーの奥さんが携帯をなくしたらしく…また子供たちの行方が分からない!とパニック状態のチーフ。なぜか携帯を優先で捜索していたが、子供も無事で良かった。
7月23日
#3FIN #4MAXD #5JDG #6HWZ #7HWZ
土日はフライトエリアを南へ移行。ロングビューの空港がメイン会場になっている。下風に南西風、中間に速い西風、5000ftから南から南東。3日間このパターンだった。
FINのターゲットの真ん中には5mほどのポールが立っていて、パイロット一人一回の輪投げチャンスがある。輪が入れば賞金ゲットだ。MAXDの計測範囲はFINの周りに描かれたテキサススター。会場でマーカー投下2つと輪投げをしなくてはいけない。あわただしい。
下風の南風は薄く残ってくれるが、その上の風が速く、合わせるのが難しい。
また、時間の経過と共に少しずつ東よりにシフトしていく。
全体的にうまくまとめて、4位につける。頑張ればトップにいける点差だ。
今回、地上クルーは全員ボランティアで、バラバラの出身。
ドライバー兼チーフのラリーは20年このイベントに関わっているのでチェイスはお任せだ。
その友達のミッチは、元軍人で、世界各国を旅する頼りになる男。
ニッキーは地元の方で、まさにアメリカサイズのよく喋るおばちゃん。写真撮影隊長。
そのほかに、ニッキーの子(10歳)と少年A(15歳)というメンバーでした。
上空ではジョーズバダ、ドナー兄弟などとチームに。共通無線に入れてもらった。
機材で一番大変だったのは
送風機。
時代を感じるそのモデルに、エンジンのかけかたすら分からず…
これに関しては毎回ラリーが大活躍でした。
風量がなく次々にインフレを抜かされていくし、
球皮も膨らみ切らないので焚き込みが怖いです。
この日のグローはサンダーストームで中止になりました。
7月24日
#8FIN #9GBM #10HWZ
最終日は3タスク。この日も輪投げと2マーカーの忙しい設定。
65の機体と飛び方を合わせられず、下に入り込まれた事もあり、完全にアプローチのタイミングが遅れてしまった。これまでアプローチはミスなしだったのになぁ…しかも1回のアプローチミスで2タスク失うのは大きい。最後は1000点で決めたけど、なんだか残念だ…
最終は10位。 なんとかTOP10に残れたけど、3位内は固かっただけに悔しいです! 因みに参加者全員が賞金を受け取る。 優勝はレット。ナショナルに続き勢いに乗っている。
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Joe Zvada (金曜日, 29 7月 2016 22:32)
I enjoyed flying with you Yudai - See you soon!